教員情報 |
スズキ オリエ
SUZUKI ORIE 鈴木 織恵 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2010/05 |
発表テーマ | 日本古代における皇后制の成立―「大后」から「皇后」へ― |
発表学会名 | 東京歴史科学研究会第44回大会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | (於立教大学) |
概要 | 律令に規定された後宮職員令の妃・夫人・嬪条には、皇后の出自規定を内親王とする令意があることを指摘し、内親王と豪族(貴族)出身后について『古事記』『日本書紀』から検討した。『日本書紀』には大王の系譜をもつ女性は「姫」、豪族の娘は「媛」と書き分けられているが、『古事記』の「比売」「毘売」「日売」には出自に書き分けがない。このことから、豪族出身のキサキの大后は異例ではなかったことを指摘した。これが新羅の骨品制の影響を受けて天武朝に成立した身分編成によると考えられ、それに従って『日本書紀』に「ヒメ」の書き分けが出来たことを指摘した。 |