イケハタ ミエコ   IKEHATA MIEKO
  池畑 美恵子
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   准教授
発表年月日 2004/09/11
発表テーマ 障害児の常同行動に対する発達臨床的研究(8)─重度発達遅滞児の常同行動出現から固定パターンとなる過程の事例的検討─
発表学会名 日本特殊教育学会第42回大会
主催者 日本特殊教育学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 早稲田大学
概要 物の口入れ行動を頻繁に示す重度発達遅滞児の療育経過から、自己刺激的行動が出現して一つの固定した行動パターンとなるまでの過程での発達的変化を分析し、固定化に関与すると推測された要因を指摘した。対象児は1歳1ヶ月から療育を開始した重度知的障害児であった。対象児の物の口入れが固定化する過程で、移動運動の伸びや泣き方・発声にみる能動性の芽生えなど肯定的な変化が見られた一方、手指が開きにくい独特な操作の持続や姿勢保持の難しさ、物を放すことの困難、触覚に対する過敏性などが観察された。これらの要因が常同行動の形成に関連していると考えられた。