ササベ サエ   
  雀部 沙絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 栄養学科
   職種   准教授
発表年月日 2011/08
発表テーマ Clinical Characteristics of Diabetes: Outcome of minimal model analysis.
発表学会名 The 7th Symposium on Food and Nutrition Research in East Asia and the Surrounds
学会区分 国際学会
単独共同区分 共同
開催地名 Daejeon, Korea
概要 インスリン分泌不全と抵抗性によって起こる2型糖尿病は、複数の要因が重なって発症する多因子疾患である。膵β細胞からのインスリン分泌不全と標的組織におけるインスリン抵抗性が認められるが、その寄与度は民族や個体によって大きく異なる。正常耐糖能(NGT)から耐糖能異常(IGF)を経て糖尿病(DM)に至るまでのインスリン抵抗性、インスリン分泌能を日本人と欧米人の間で比較すると、日本人ではインスリン抵抗性の増大が欧米人よりも軽度であり、その一方でインスリン分泌能はNGTからDMに至るまで欧米人より低値で、さらに耐糖能異常の進展に伴い顕著に低下した。ピーク値のインスリン分泌量も米国白人の約1/2であったことから、日本人は元来インスリン分泌能が低い民族であることを示した。