ササベ サエ   
  雀部 沙絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 栄養学科
   職種   准教授
発表年月日 2013/08
発表テーマ Nutrient intake and blood glucose regulation; toward the prevention of diabetes.
発表学会名 Nanchung University in Japan-China-Korea Consortium
学会区分 国際学会
単独共同区分 共同
開催地名 Nanchung, China
概要 血糖値は生体内において非常に厳密に維持されている。健常人では食後血糖値の上昇に応じてインスリンが分泌され標的組織にグルコースが取り込まれるが、糖尿病患者ではその血糖調節機構が破綻している。2型糖尿病の病態においてインスリン分泌能の低下とインスリン感受性の低下の双方が重要であるが、その重みは民族や個人によって異なっている。演者らはミニマルモデル法を用いた検討から、日本人においてはインスリン抵抗性よりもインスリン分泌能の低下が顕著であることを明らかにした。一方、欧米人ではインスリン抵抗性を主体とし、過栄養と運動不足による肥満を有する例が多い。増え続ける2型糖尿病患者を抑止するために、日本人の病態に即したテーラーメイドの予防および治療を実施していく必要がある。