ササベ サエ   
  雀部 沙絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 栄養学科
   職種   准教授
発表年月日 2009/06
発表テーマ OLETFラット2型糖尿病発症過程におけるNO産生に関わる酵素活性の変動
発表学会名 第62回日本酸化ストレス学会学術集会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 福岡市
概要 2型糖尿病モデルOLETFとLETO(対照)ラットを用い、糖尿病の発症や病態の進行過程におけるNO産生制御関連酵素の活性変動を調べた。4週齢毎にOLETFの腎臓におけるNO合成酵素(NOS)と、内因性NOS阻害剤ADMAを代謝するDDAHの酵素活性を測定した。その結果、OLETFでは糖尿病を発症し始めた18週齢からNOS活性の有意な低下が認められた。さらに、体重激減、低インスリン血症を呈した27週齢でのNOS活性はLETOの70%まで低下していた。DDAH活性は14週齢以降増加傾向を示したが、27週齢では減少傾向が認められた。以上より、持続的高血糖によるストレス状況下ではNOSおよびDDAH活性の低下でNO産生が減少し、糖尿病の病態を進展させる可能性が示唆された。