教員情報 |
マツモト ヨシエ
松本 良恵 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2022/07 |
発表テーマ | The possible effect of decision synchronization in sustaining voluntary cooperation in a repeated social dilemma game |
発表学会名 | 19th International Conference on Social Dilemmas |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | Copenhagen |
発表者・共同発表者 | 井上裕香子・松本良恵・高橋伸幸・清成透子 |
概要 | 協力行動を促進するためには、制裁制度のような外的な手法を用いるのではなく、行動的な同期に注目が集まっている。他者と歩調を合わせて歩いたり、一緒に歌ったりするような同期行動は、その後の集団におけるフリーライダー問題の解決に役に立つ(Wiltermuth & Heath, 2009)。本研究では、経済ゲームにおいて身体的な同期がない状態での意思決定の同期が、その後に繰り返される社会的ジレンマ(SD)ゲームでの協力性を高めるかどうかを調べた。具体的には行動の同期の有無によって相互に利益が得られるかどうかが変わる二者間の調整ゲームを行った後で、今度は3名以上の参加者でSDを行い、協力率に差がみられるかを検討した。その結果、単純な意思決定の同期だけでは、より高いレベルの集団協力を誘発するには不十分で、意図的に相手と行動を同期させようとする試みが、協力達成の鍵である可能性が示唆された。
本人担当部分:実験実施・データ分析 共著者:井上裕香子・松本良恵・高橋伸幸・清成透子 |