教員情報 |
マツモト ヨシエ
松本 良恵 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2020/12 |
発表テーマ | 二者間の同期行動が集団内協力に及ぼす効果 |
発表学会名 | 日本人間行動進化学会 第13回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 九州大学・西南学院大学 |
発表者・共同発表者 | 松本良恵・清成透子・井上裕香子 |
概要 | 協力行動の進化は、主として囚人のジレンマ状況で検討されることが多いが、Tomasello(2009)は進化的には相利協働(mutualistic collaboration)が先行しており、無視すべきでないと議論している。また、協働行動や協力行動を促進させる要因として、他者と共にリズムを取るなどの行動の同期性(synchrony)の要因も重要な役割を果たすことが知られている(e.g. Wiltermuth & Heath , 2009)。そこで本研究は、協働と同期が協力行動にもたらす影響を4種類の経済ゲームで検討し、協働よりも意図的な同期で集団内協力がより維持されることを実験で明らかにした。ただし、他成員への信頼感、仲間意識などの心理変数については協働と同期の間に差は認められなかった。行動同期の協力促進メカニズムについては更なる検討が必要である。
本人担当部分:実験実施・データ分析・研究報告 |