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教員情報 |
タケモト シンスケ
竹本 信介 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2024/05/18 |
発表テーマ | 現代日本外交の創造ー地方政府の国際事務活動における現況とその新潮流ー |
発表学会名 | 日本行政学会 2024年度 研究会・総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 本報告の主題は現代日本外交の創造であり、地方政府の国際事務活動における現況と新潮流を考察する。報告の対象設定には次の2つの理由がある。
対象設定理由1:COVID-19による現代日本外交のイメージ相対化 パンデミック前、現代日本外交は首脳外交が中心だったが、COVID-19の発生により、首脳外交に代わって地方政府間での相互支援が活発化した。この変化により、外交アクターが多元化し、地方政府の役割が外交において重要であることが明確となっている。 対象設定理由2:先行研究と地方政府の国際事務の乖離 先行研究は減少傾向にある一方で、地方政府の国際事務は拡大しており、ウクライナ避難民支援やインバウンド政策など、新たな活動が増加している。したがって、現況の把握が必要である。 報告の主要内容 本報告では、地方政府の国際事務活動を47都道府県の報告書を基に把握し、その新潮流を福岡県を事例に考察した。関係者へのインタビュー調査や関連資料を通じて、福岡県はタイ総領事館誘致において新たな行政行動様式を示していることが明らかとなった。最後に、これらの実態と現代日本外交への認識を問う論点を今後の研究課題として提示した。 |