イノウエ ナオミ   INOUE NAOMI
  井上 菜穂美
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   准教授
発表年月日 2017/12
発表テーマ 緩和ケア目的で外来通院中の終末期がん患者が体験する苦悩と取り組み
発表学会名 第37回日本看護科学学会学術集会
単独共同区分 共同
開催地名 仙台市
発表者・共同発表者 井上菜穂美、小島操子
概要 緩和ケア目的で外来通院中の終末期がん患者が体験する苦悩とそれらを緩和するための取り組みを明らかにすることを目的とした。緩和ケア目的で通院中の終末期がん患者12名を対象に、半構成面接法および記録調査法によりデータを収集し、質的帰納的分析を行った。対象者の苦悩として、改善が見込めない身体症状による苦悩、医療者の支援が得難いことによる苦悩、日常生活が侵食されることによる苦悩など5カテゴリーが得られた。また苦悩を緩和するための取り組みとして、身体症状の緩和に力を尽くす、病気や治療に関する情報を収集する、負担の少ない生活を模索する、など5カテゴリーが得られた。症状マネジメントの強化継続的な心理的支援、適切な情報提供、アクセス容易な相談支援体制の整備の必要性が示唆された。