ミヤケ トシヒコ   MIYAKE TOSHIHIKO
  三宅 俊彦
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
発表年月日 2006/07
発表テーマ 遼・金・元の出土銭貨
発表学会名 東北アジアにおける遼・金・蒙元期の都市
主催者 吉林大学(中国)
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 中国・吉林大学で開催された国際シンポジウム「東北アジアにおける遼・金・蒙元期の都市」における発表。遼・金・元の時期の窖蔵銭を分析した。まず、これまで発見されている各王朝の窖蔵銭の事例を紹介し、その分布の特徴を明らかにした。そして、それらの窖蔵銭に含まれる銭貨の銭種組成を分析した。その結果、遼では開元通寳が多く、金は北宋と類似し、元では南宋の銭貨の割合が増えることが示された。また、埋められた時期の検討から、戦乱により銭貨が埋められる傾向のあることを示した。特に北宋の滅亡とモンゴルの南下について、分布も含めて詳細に分析を行った。その結果、窖蔵銭の作られる契機と戦乱の間には、密接な関係のあることが明らかとなった。