ミヤケ トシヒコ   MIYAKE TOSHIHIKO
  三宅 俊彦
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
発表年月日 2018/02/11
発表テーマ 大銭の諸問題
発表学会名 中世貨幣科研第3回研究会
主催者 科学研究費基盤(B) 代表 中島圭一 課題番号17H02389
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 福岡市埋蔵文化財センター
概要 研究分担者として参加している科研費の研究会にて研究発表を行った。日本の中世貨幣の中で、大銭の存在を位置づける試みとして研究を行った。まず、出土銭する大銭分類として、折二と折十の2種類分けることが適当であることを確認した。続いて東ユーラシアでの大銭の出土状況を、中国、モンゴル、沿海州、サハリン、ベトナム・インドネシアの順に概観して特徴を抽出した。これにより折二は中国、モンゴル沿海州で貨幣として流通していたことを確認した。これを基に、日本の出土銭との比較を行った。九州、沖縄、北海道をそれぞれ比較した結果、折二、折十とも日本では貨幣として流通していた可能性は低いことを明らかにした。