ヤマグチ コウジ   YAMAGUCHI KOJI
  山口 光治
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 社会福祉学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   教授
発表年月日 2015/07/11
発表テーマ 在宅高齢者虐待の虐待者と被虐待者の関係性に焦点をあてた 介入実践モデルに関する研究(その1)
発表学会名 第12回日本高齢者虐待防止学会京都大会
主催者 日本高齢者虐待防止学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 京都府京都市
発表者・共同発表者 坂田伸子、石垣裕美、金杉宏敬、鈴木文尚、髙橋智子、髙橋美和、野口栄一、宮間恵美子、山城実央
概要 高齢者虐待が発生している事例を検討会にて討議し、合計6事例を分析した。当初の目的に向けた検討を行うなかで、次の課題が明らかになった。課題1:虐待者に関する情報の不足。課題2:虐待者に関する情報把握の必要性の認識の低さ。課題3:虐待発生原因への焦点化が不十分:
「なぜ虐待が起きたのか」という問いに対する答えを見つけることが十分ではない。本研究の目的1に対する検討へ至る過程で、虐待者に関する情報不足等の課題が明らかになった。
 高齢者虐待防止法に基づき、被虐待者の支援を第一とした対応は重要なことであるし、虐待状況の改善や再発防止のために虐待者の環境側に働き掛けていく対応も必要であることは言うまでもない。しかし、虐待者自身が社会生活のしづらさを抱えていたり、自立に向けた支援が必要な事例もあり、その対応も含めた被虐待者と虐待者の支援が求められよう。今後も、虐待が発生する構造と要因、その影響をタイプ別に分類・整理する研究を継続していきたい。