ノダ ヨウコ   NODA YOKO
  野田 陽子
   所属   淑徳大学  地域創生学部 地域創生学科
   職種   教授
発表年月日 1995/10
発表テーマ 教育社会学的観点からみた「いじめ」問題
発表学会名 日本犯罪社会学会第22回大会シンポジウム「『いじめ』現象への視座」(於 佛教大学)
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 日本・京都
概要 教育現象としていじめを捉えるとき、その行為が学校社会、とりわけ学級集団内の関係性に担われる意味に着目する必要があるが、この点に関して従来一般的にみられたのは、いじめとは学級集団内の力関係における優位性を前提とした行為であるという捉え方である。しかし、学級集団内における優位-劣位の関係性は自明なものほどには絶対的なものではなく、むしろいじめとは、優位-劣位の関係性の組み替え行為と理解される。この問題を、学校社会の業績主義的な価値体系の下における子どもたちの存在意義の確認という観点から論じたうえで、この点に焦点を合わせながら、文部省のいじめ調査の枠組とその有効性・限界性について分析した。