教員情報 |
イワサキ キクコ
IWASAKI KIKUKO 岩崎 紀久子 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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項目区分 | 実務の経験を有する者についての特記事項 |
期間 | 2017/10/07 |
事項 | 第41回 日本死の臨床研究会年次大会 事例検討司会担当 |
概要 | この研究会の年次大会では、患者との関わりを通して困難を感じた事例を、このような事例検討の場で振り返り、今後のよりよい方向性を探す目的で、多職種が集まり、フリーなディスカッションをする場である。今回の事例は、自閉症・知的障害のある終末期がん患者であった。コミュニケーションが困難であり、こだわりが強い患者のケアに難渋し、倫理的ジレンマに陥ってしまうこともあった事例であった。コミュニケーションを図ることが難しいことに伴い、疼痛コントロールにも難渋したが、施設の関係者の協力を得て、看取りまで緩和ケア病棟で過ごすことができた事例であった。この事例検討から、患者との関わりに看護師自身もジレンマを抱えながらケアすることの困難さ、知的障害のある患者のケアに今後も携わる際の、対象理解の大切さを共有する良い機会となったと考える。 |