オガワ ジュンコ   OGAWA JUNKO
  小川 純子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
項目区分 教育に関する発表
期間 2024/12
事項 多様性の理解と包括性の在り方を考える 看護学実習プログラムの開発(第2弾)
概要 本学の基礎看護学実習Ⅱについて看護科学学会にて交流集会を開催した。 本実習は地域で暮らす人々の生活や価値観が多様であることに気づくことを目的とした2週間の実習で、地域での臨地実習に加えて当事者との対話や妊婦・高齢者の模擬体験など、学生が多様性や包括性について考えるきっかけとなる様々なプログラムで構成されている。今年で2回目の実施になるため、担当教員で連携しながら実習の準備を行った。しかし、実習指導においては、領域が異なることで教員の観点が様々である、指導において重視する箇所が異なる、学生への介入の程度が異なるなど、教員がもやっとする現状があった。さらに、本実習の中心テーマが「多様性」という抽象的な概念であり、絶対的な正解がないことも教員が難しさを感 じる一因であると考える。  交流集会では、多領域教員の協働における①実習の設計段階で教員が「領域をこえる」ための礎、②教員の迷いを軽減し教育の質を担保する為の仕掛け、③協働をスムーズにするためのGoogleクラスルームの活用について紹介し、参加者と討議した。本事業は、淑徳大学教育改革推進事業の助成を受けて行った。