イワサキ キクコ   IWASAKI KIKUKO
  岩崎 紀久子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
項目区分 実務の経験を有する者についての特記事項
期間 2016/10
事項 第40回 日本死の臨床研究会年次大会 事例検討 司会担当
概要 この研究会の年次大会では、関わりを通して困難だった事例等を、事例検討会の場で振り返りながら、今後のより良い方向性をさがすという目的のもと、他職種が集まり、フリーなディスカッションを行っている。今回の事例はCAM(補完代替療法)を最優先する家族の関わりに難渋した事例を通した看護の振り返りであった。終末期の患者の家族は、どんなことをしても1分1秒でも生きていてほしいと願いながら、様々な苦悩を抱えながら患者の側にいる。ただし、治療に支障を及ぼすような内容では患者の安寧を保てない。様々な葛藤を医療者は抱えながら、患者の意思、家族の意向を最大限尊重しようとする。そこには必ずジレンマが生じてくる。答えがないことではあるが、患者にとっての「最善は何か」を会場の人達と考える良い機会となった事例検討であった。