教員情報 |
ホンダ トシアキ
HONDA TOSHIAKI 本多 敏明 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/06 |
発表テーマ | なぜ学生の学びを36連協に求めるのか――コミュニティの「2つの発達」を教えてくれるまち―― |
会議名 | 千葉市36連協・コミュニティ委員会設立40周年記念の集い |
主催者 | 千葉市36連協・コミュニティ委員会 |
開催地名 | ホテルポートプラザちば |
会議区分 | その他 |
講演区分 | 特別講演・記念講演 |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
発表者・共同発表者 | 本多敏明 |
概要 | このまちに約10年に渡って学生たちと関わらせていただいている。3度のまちづくり関連の「内閣総理大臣賞」に加えて「総務大臣表彰」も受賞してきた、千葉市36連協(幸町1丁目地区)およびコミュニティ委員会が、学生たちに高い教育性をもつのはなぜかについて「仮説」を提示した。このまちは受賞歴にもあるとおり、数々の地域の課題解決(地域の情報発信・アイデンティティ形成、防犯活動、高齢者の生活支援)の力だけでなく、そうした活動をとおして住民同士が楽しく・やりがいを感じ、一人の負担が軽く新規に参加する人も増えるなかで、参加者が「互いに通じ合う」経験を積み重ねてきている。このまちが「縦(ability)の発達」と「横(capacity)の発達」をとげているということであり、この「2つの発達」があるまちだからこそ学生たちにも楽しく・やりがいがあり・感謝された深い経験を及ぼしているのではないか、と教員として感じてきた点を報告した。加えて、地域のability(課題解決力)というものは、capacity(まちへの深い共感・住民相互の信頼等)に下支えされてこそ持続可能になり、多種多様な活動に広がりうるという点をこのまちの歴史は示していると思われる。 |