教員情報 |
スエナガ ショウイチ
SHOICHI SUENAGA 末永 昇一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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項目区分 | 実務の経験を有する者についての特記事項 |
期間 | 2014/07 |
事項 | 日本初等理科教育研究会 中央夏期講座公開提案授業(授業会場:筑波大学附属小学校 単元名:3年「電気の通り道」) |
概要 | 従来電気の「回路」を「輪」として指導することが多かった。豆電球がつくときには導線が輪の形になっていることを強調して指導するのである。手で輪の形を作って導線の上に置いたり、導線を指でたどって輪になっていることを確認させたりする指導である。 ところがこの指導では「輪の形」に意識が行きがちで、電気の通り道としての回路の理解に課題があることがわかった。導線が八の字になっていたり、ギザギザしたりしていると電気が通らなかったり通りにくいために暗く点灯すると考える子どもが多いのである。そこでまず導入段階で子どもたちに自由に豆電球を点灯させ、様々な形のつなぎ方を出させることにした。子どもたちは、前述した八の字型やギザギザ型、乾電池を豆電球より下に配置したり、上に配置したり等様々な形で豆電球を点灯させた。そしてその多様なつなぎ方を整理していく中で、3年生として回路の理解を深めていく授業を計画した。導線の見た目の形ではなく電気の通り道に着目した整理の仕方に気付くことで、回路についての理解が深まると考えたからである。授業では、学習が進むにつれて電気の通り道に着目して考えるようになってきた。 |